胡蝶之夢

こんな夢を見たい

6月初旬の東京湾

 

深夜、ちょっとどこかに、と思って海ほたるまで来てしまった。深夜は道が空いているし、人も少ないからとスイスイアクセル踏めば1時間と少しで到着する。がら空きの駐車場に車を停めて、エスカレータに乗って5階は展望デッキ。旅行客数人が写真を撮っている。私は邪魔にならないように隅の方から海を眺める。

スカイツリーは頭の方がぴかぴか光っているだけで、あまり良く見えない。 ランドマークタワーもかすかに見えるだけだった。東京駅か、品川駅の方は構想ビルの最上階が赤く光っていた。東京は思っていたより遠そうだ。

反対側は千葉。市川から木更津、富津のあたりまで工業地帯となっている。大きい煙突が何本もある。白い煙が絶え間なく出ている。高層ビルらしきものは見当たらない。西と東でこうも違うらしい。見上げると雲に覆われており、月は明かりが隙間から漏れているだけだった。晴れればまた違った景色になるかもしれない。

少し眠くなったので車の中に戻って少し眠った。1時間もすれば空は明るくなっている。私は休日だが世間は平日。通勤時間より前に帰ろうと4時半には出てしまった。帰り道の16号で日の出を迎えた。

8時も過ぎれば布団に入る。あまり良く寝れない。夢の中では運転席に座る自分を助手席で見た。見たい景色がまだあるようだった。